あおねいろ

蒼音の感じたことや思ったことなどいろいろ書いています

胸に固いものがあって痛みもある!?しこり?と思ったら早目の診断を!乳がん健診のすすめ

ある日気が付いた脇近くの胸にしこりと痛み

 

今まで出産意外大きな病気をしたこともなく、健康そのものだった私。
でも、ある日右の胸にズキッとした痛みを感じました。

 

脇側の胸なので、腕が当たるだけで痛さを感じるのです。
なに?と思って恐る恐る左手でその部分を触ってみると、
固いものが指に触れるのです。

 

何だろう?まさか!?乳がん???
頭の中が真っ白になりました。

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何度も触ってみても、皮膚の内側に何か固いものがあるのです。
目で見てみると、膨らんでいる感じはわかりませんが、
小さい穴のような口?がついています。

 

虫刺されを掻き毟ると、真中に虫に刺された穴が開いているってことありますよね?

あんな感じです。

 

乳がんだったらこんな口も痛みもない??
でも芸能人の方が、ある日痛みが走ったと書いていたような気がして、
もしかして私ガンなの?と急に不安になりました。

 

 

でも、口がついているし、まさか私がガンだなんて・・・そんなはずない。
きっと大丈夫!って思ってしまったんですよね。

 

そして、今思うとすごく怖いことですが、
そのまま放置してしまったんです。

 

 

もしガンだったらどうしよう?と病院に行くのが怖くて、
誰にも言えずに、きっと大丈夫!と
自分で判断してしまいました。こわい・・・こわすぎるよね(>_<)

 

 

痛みが気になるものの、我慢のできる痛みだったので、
そのままなんとなく月日が1年近く流れました。

 

 

後輩が乳がんで亡くなった

 

20代前半のころは友人を通してちょくちょく会っていた1歳下の後輩が居ました。

友人の結婚式が6年くらい前にあり、その時に会ったのを最後に、その後は
特に連絡をとることもなく、独身を桜花しているものと思っていました。

 

そんな折、友人から「あの子が亡くなったんだって。」と連絡をもらったのです。

 

「え?・・・どうして?」と突然の悲報にビックリしました。
「事故だったの?」と聞くと、「乳ガンだったんだって。」と話していました。

 

まだ39歳。3年前に会った時は、元気そうだったのに。
友人によると、何回か会った時に痩せたな~って思ったそうです。
でも、病気ということは一言もいわず、ダイエットしたと笑顔で教えてくれたそうです。

 

いつも明るくて、人懐こくて、それでいてしっかりしていて、
病気のことを言って、周りに気を遣わせるのが嫌だったんだろうな・・・。
あの子らしいと思いました。

 

葬儀に行ったあと、しばらくして名簿をみてその子のお母さんが電話を掛けてきてくれたのです。

 

乳がんが分ったのが2年くらい前で、手術はしたけれど、
肺や脳に転移して壮絶な闘病生活を送って亡くなったそうです。
ほとんどまわりの誰にも病気のことは言わずに亡くなったので、
みんなが驚いていたそうです。

 

お母さんの言葉を聞いて、何もしてあげられなかったことを悔しく感じました。
でももし、病気だとわかったら何ができていたの?とも思いますが…。
せめてもう1度話がしたかったな・・・とその時に思いました。

 

電話の向こうのお母さんの声を聴きながら、一緒に泣いてしまい
故人のことを偲びました。

 

 

後輩の死をきっかけに

そんなことがあって、これは後輩からのメッセージなんじゃないか?と
思うようになったんです。

自分の胸のしこりのことは、ずっと気にはなっていましたが、
医者に行く勇気もなく、そのまま1年近く経っていたのです。
もしも、私も乳がんだったら・・・と大きな不安にかられました。

 

まだ子供達も小さくて、私に万が一のことがあったら子供達はどうなるの?
まだ置いてなんか絶対に逝けないよ!!

 

そんな強い思いが私に勇気をくれました。

私は自然と病院を探していました。

乳腺化のある病院が幸い近くにあって、まずはそこを受診してみようと思ったのです。
出来るだけ早く、もしかしたら手遅れになっているかもしれないと・・・。

 

 

余計な心配をかけたくなくて、主人にも母にも誰にも打ち明けていませんでしたが、
思い切って病院に行く前の日に主人に胸のことを話しました。

 

 

主人は動揺しているようでしたが、病院に行ってみないとわからないから、
とにかく早く行ったほうがいいと言いました。

付き添うと言ってくれましたが、それはあまりに怖くて断りました。
最悪の結果を聞くなら、一人でいいとなぜか思ったのです。

心配をかけたくなかった私の強がりだったのかもしれません。

「きっと大丈夫!」そう念じるしかその時の私にはなかったです。

 

 

病院を受診

一人で行くと言ったものの、病院につくと不安でいっぱいで、意気地のなさを実感。
半分泣きそうになりながら、受付で今の状況を伝えました。

総合病院でしたが、たまたまその日は乳腺の専門医が来るとのことで、
タイミングが良すぎ?と思うくらいでした。
これも何かの運命だったのかな?

 

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まずは、先生の触診。
しこりをつまんでみたり、形をみたり、乳頭から分泌物が出ないか調べたり、
短い時間だったと思いますが、私には途轍もなく長い時間に感じられました。

 

先生は、「たぶんこれは乳がんとかではないと思うよ」と言ってくれました。
口が付いているので、『たぶん「粉瘤」とかアテローマと言って、毛穴にばい菌が詰まっているもので、良性のものだと思う』と断言してくださったのです。

 

まだはっきりとはわからなかったものの、緊張の糸がほぐれ、
やっと息をすることを思い出した気がしました。

 

 

マンモグラフィーではさむと痛いだろうから、超音波ではっきり見てみよう!と言われて、超音波をすることに。
検査の結果、やはり粉瘤で間違いないという診断結果がでました。

 

念のため、全体的にしこりなどがないかをチェックしてくださったのですが、
乳がんなども見られず大丈夫というお墨付きをいただきました。

 

本当にこの時ばかりは、へたり込みそうになるほど緊張していた全身が
とろけていくような感覚になったのを覚えています。

 

 

もし、これが乳がんだったら私はもう手遅れになっていたことでしょう。
コワイとか大丈夫とか私がなるはずないとか、そんな確信はどこにもありません。
もしも・・・だったら!!と考えて、安心のためにも一刻も早く病院に行くことをお勧めします。

 

1年もウダウダ悩んでいないで、もっと早く医者に行っていたら良かった!と、
この時思いましたし、発見が手遅れになってからでは遅いのだからと反省しました。

 

 

手術

 

 粉瘤は特に悪いものでもないので、気にならない場合は、
切除しなくても大丈夫だそうです。
ただ、結構大きくなってきたり、痛みがひどくなったらとったほうがいいとも言われました。先生的には、今とってしまってもいいのではないかと言って下さったので、
この機会に思い切って手術をすることにしました。

 

手術といっても、局部麻酔で簡単なので30分くらいで終わるものだと言われて、
ホッとしました。
ついでに、同じ胸側の腕の内側にも同じような粉瘤があったので、こちらも一緒に取り除くことになりました。

 

手術の日は、主人が付き添うと言ってくれましたが、そんな大げさなものでもないので、自分で運転できると一人で向かいました。

 

一応オペ室なる場所に入り、テレビでみるような手術服に着替えた人たちが行きかっていました。すごい!私、本当に手術するんだ・・・とちょっと緊張しました。

 

手術は、局部麻酔なので何かをされている感覚がきちんとありました。
もちろん痛くはありませんが。
主治医の先生が私をリラックスさせるためか、好きな音楽があったら掛けてあげられるよ!と言うので、えっ!?とビックリ!

 

音楽流れている中で手術って・・・大丈夫かな?と。
特になかったので「音楽はいりません」と答えましたが。汗。

 

ロックとか恋ダンスとか流れてきたら、先生ノリノリで切るんだろうか・・・^_^;
なんて考えて笑ってしまった。

 

手術は30分ほどで終わりました。

とった粉瘤を見せてもらったが、たしかに袋状になっている固まりだった。

 

 

 

手術後

数回消毒と診察にいき、無事に処置は終了しました。

あれからちょうど3年ほど経過しますが、いまだに傷の後は消えていません。
時々なんとなく痛いかもというようなときもありますが、順調に良くなったと思います。

 

粉瘤をとったあと、筋肉をうまく引っ張って処置したので、最初はつれてるかんじがしたものの、最近は皮膚がつれることもなくなりました。

 

 

そうそう、手術の際に、粉瘤を捕った後の処置で、「スタイルがいいから脂肪が少ないんだね・・・ああそうか」と先生がつぶやいたことはいまだに忘れませんね~^_^;
脂肪が少ない=胸が無いってことだもんね。

気をつかってスタイルがいいとか言ってくれたけどさ、結構傷ついたんだからね~汗。

安易に患者にそんなことを言っちゃだめよね~。笑

 

 

 

おかげさまで今は、どこも悪くなく、健康そのものです。
最近、首にも粉瘤らしき固まりを発見しちゃいましたが、
痛くも何でもないのでそのままでいます。

 

粉瘤はできやすい体質があるので、1度できるひとはまた出来る可能性はあるようです。父が粉瘤があったので、私の体質は父に似てるんだろうな。

 

粉瘤は、できると絞って自分で膿を出す方もいるらしいですが、
皮膚の内部に膿がでると、思わぬ病気になる可能性もあるそうですので、
簡単に自分で処理しないほうがいいそうです。

 

 

今回の私は、粉瘤というものでしたが、
胸にしこりを発見した際は、時間をおかずに診察を受けたほうが絶対にいいと思います。
小林麻央さんのブログを拝見していますが、早期発見で良くなる方もたくさんいらっしゃいます。結果はこわいですし、医者に行くのをためらいがちだと思いますが、
定期検査やマンモグラフィーなどを積極的に受けて、乳がんを早く見つけることが大事です。

 

35歳を過ぎたら自分だけでなく、家族のためにも1年に1度は検査を受けることをお勧めします。麻央さんのように30代前半で乳がんになる方もいるので、
女性でしたが、若いうちから自分でチェックしてみてもいいと思います。

 

私も、1年1度は定期検診を受けたいと思っています。

 

 

健康こそ宝だから!自分の体のことは自分でしっかり管理できるようにしていきたいものです。