猫に錠剤や粉薬を飲ませる方法のコツを教えます!泡を吐き出さないですんなり飲ませるには
猫に飲ませるなら錠剤がおすすめ
家族の一員の猫ちゃんの具合が悪いとわかったら、ご家族は心配になりますよね。
直ちに病院に連れて行かなきゃ!と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?
万が一、具合が悪くて薬を飲まなければいけないとわかったなら、
できるだけ猫ちゃんの薬は錠剤にしてもらいましょう。
*薬によっては錠剤が無い場合もあるようです。
なぜそんなことを言うかと言えば、
私は、昨年の11月に我が家の2匹の愛猫が次々に体調を崩し、
2匹とも薬を飲ませたのですが、粉薬がまったく飲ませられず、
口から泡を吐き出し、大暴れされた過去があるのです。(+o+)
苦さで逃げ回る姿はとっても可愛そうで、でも薬を飲ませないと治らないし、
本当にどうしたらいいんだろ?と泣きそうになっていたんです。
その時、インスタグラムやツイッタ―で見ず知らずの多くの方にアドバイスをいただくことができました。
そのおかげで薬を飲ませることに成功!
本当に皆さんの善意が嬉しかったです。
猫に薬を飲ませることにお悩みの方が居たら、私の体験をぜひ参考にしていただけたらと思い、そんな体験をまとめておきたいと思いました。
これから薬を飲ませるかもしれない愛猫家の皆さんも、
もしもの際に参考にしていただけると嬉しいです。
はじめての膀胱炎
我が家には、3歳のスコ×チンチラミックス猫と1歳のラグドールの2匹がいます。
ミックス猫のほうが、突然トイレに何度も行くようになり、
見ていてもおしっこが出ない様子で、これは膀胱炎だと思いました。
おしっこが長時間でないと、命にもかかわると聞いたことがあるので、
すぐに獣医に行きました。
たまたまかかりつけの医者が休診日だったので、初めての獣医ということもあって
少々不安もありました。
しかし、犬と猫の待合室が分れている大きな病院で、
先生もとても優しく、検査もきちんとしてくださいました。
幸い石などはなくおしっこも綺麗ではあるが、細菌性の膀胱炎だと診断され、
錠剤のお薬を処方してもらいました。
体調を崩して医者に行くのは初めてだったので、
もちろん薬を飲むのも初めて。
とても優しい獣医さんで、薬の飲ませ方をその場で練習させてくださいました。
錠剤の飲ませ方
①こんな感じで猫の口の横を左手で持ちます。
②右手の人差し指と中指で薬を持ち、上を向かせ、右の人指しゆびで下の顎をこじ開けて素早く薬を落とします。
③口をふさいで、鼻に息を吹きかけると、猫はびっくりして薬を飲み込み、
ベロをペロリと出します。これが飲み込んだ合図です。
④シリンジやスポイトで少々水を飲ませて終了です。
この方法でやると、ほぼ失敗なく錠剤を飲ませることができちゃいます!
あ、たまに口の奥にはいらないと吐き出されちゃいますが(+o+)
ただ、1週間のませたので、薬の気配を感じると逃げ出していくことはありましたけど・・・。そこは素早く捕まえて治すためと割り切って薬を飲ませました。
この時は多少強引でも、その後も嫌われたりしなかったので、
この飲ませ方は、お互いにストレスが少なくて済む有効な方法だと思います。
胃腸炎
困ったのは、ラグドールのほうです。
膀胱炎の次の日に、突然大好きなご飯を一切食べなくなってしまいました。
数回吐き出すこともあって、さらに下痢も起こし、
はじめての経験で心配になり、こちらはかかりつけ医に行きました。
寄生虫などがいないか検査をしましたが、全く問題なく、
おもちゃの飲み込みなどの誤飲も心配しましたが、それもない様子。
ちゅーるだけは食べてくれるので、あげていましたが、そのほかは、一切何も食べません。胃腸の状態が弱っているので抗生物質と胃腸の薬が処方されました。
両方とも粉薬でした。
猫は、ご飯が食べられなくなると、自分の脂肪を溶かして栄養にする機能が働くらしく、脂肪肝になってしまう恐れがあるそうです。ご飯が全く食べられない状態が3日から1週間たつと肝リピドーシスを発症し、命が危険な状態になることもあるそうです。
身体の大きな子は特にその兆候が出るのが早いらしく、気を付けないといけないそうです。
うちの子は4キロですが、1週間食べられないとまずいので、その前にもう1度状態を見せて欲しいと言われました。
粉薬を飲ませる
今回は、抗生物質と粉薬です。
食事に混ぜたり、少量の水で練って頬の内側にくっつけたりして飲ませてください。
と医者には言われましたが、食べ物にこだわりがあるラグドールなので、
混ぜるのは無理だろうな~と思っていました。
おいしい缶詰のご飯を買って、それに混ぜてみたのですが、臭いで口にしてくれません。
唯一食べてくれるちゅーるに混ぜるということも考えましたが、
ちゅーるも嫌いになったら、食べるものが無くなっちゃう・・・とおもって、
どうしてもちゅーるには混ぜたくなかったのです。
最初は、少量の水で薬を溶かして、スポイトに入れ、口の横から流し込んでみました。
でも、薬の苦さで狂ったように走り回り、
しまいには、こんな姿に(+o+)
全部薬が泡になって吐き出されてしまいました(>_<)
猫は、うまく薬が飲めないとこのように泡泡になってしまうことが多いそうです!
1度失敗してしまったので、またあの苦い薬を飲まされると思い、
今まであまり暴れることのなかった子が、抵抗するようになってしまいました。
私の姿をみるとビクつくし、逃げていくように・・・涙。
悲しかったです(*_*)
何度か挑戦しましたが、スポイトの先を喉の奥に入れられず
この方法は私にはうまく飲ませられませんでした。
そして、
猫の投薬に慣れているお友達がアドバイスしてくれたのが、
次の方法です。
オブラートに包んでフードのスープに浸す
人間も薬を飲みやすくするためにオブラートを使うことありますよね。
そこで猫ちゃんにもオブラートを使うというものです。
こちらのオブラートを薬局で買ってきました。
これを半分に切って、そこに粉薬を入れて包みます。
そして、キャットフードのスープ系のものを買ってきて、
そのスープに浸して薬の臭いを消して、水分で飲みやすくして
飲ませる方法です。
水分を吸うので、ぷるぷるになります。
それを、錠剤の時と同じように上を向かせて喉の奥のほうに落としてあげます。
この方法で、1回は無事成功!!
これで飲ませられる!!と思ったのもつかの間、1日3回も押さえつけて無理やり飲ませることにもう耐えられず、かなり暴れまくり、結局喉の奥にうまく入らずに吐き出すようになってしまいました・・・(>_<)
今思うと、可愛そうという思いでビビって投薬していたので、
上手く喉の奥に入れてあげられなかったのかもしれません。
割り切ってすんなりとできる方は、この方法は絶対にいいと思いますよ!
ブリーダーさんもおすすめしていましたし。
結局、薬が飲めないので、食欲もないまま、そして下痢の症状も一向に良くなりません。
チーズに混ぜる作戦
さらに他の方に教えていただいたのは、市販のチーズに薬を混ぜて、
錠剤状にして口の中に落とすというものです。
これもやってみたのですが、もう暴れ具合が最悪で、
チーズも吐き出してしまいました・・・(>_<)
そもそもチーズが好きというわけでもないのですが、
粉薬をまとめるにはまとめやすかったです。
上手く喉の奥に入れられる方にはお勧めです!
ちゅーるに混ぜる
私は、ちゅーるに混ぜるのは食べなくなったら怖いと思いしませんでしたが、
ちゅーる好きな子ならいいかもと思ったのがこの方法です。
の下のほうを切って、そこから粉薬を入れます。そしてテープなどで切った口をふさいで、中身をよく混ぜます。
そして、いつも通りちゅーるをあげるのだそうです。
味に敏感でない子でしたが、これもいい方法ですよね。
ちゅーるは嗜好品だから味が濃くて、わかりにくいかもです。
ただ、うちの子は普段の食事も食べるもの食べないものの好みがはっきりしているので、そういう子は分かってしまう可能性もあるかな。
ツイッタ―でいろいろな方にいただいたアドバイスでも、ちゅーるにまぜる方法が凄く多かったです。
大好きなエサに混ぜるという手はありだと思いますが、
食欲がない子に食事で薬を飲ませるのはなかなか難しさもありますね。
錠剤に変えてもらう
結局、獣医に電話して粉薬が飲ませられないことを相談しました。
すると、抗生剤は錠剤がないが、胃腸の薬なら錠剤に変えられると言われて、
変更していただきました。
下痢が少し良くなってきたので、抗生剤は飲ませず、胃腸薬だけで様子をみることになりました。そのおかげでこのころから、少しだけご飯を食べるようになりました。
錠剤になったので、ストレスも感じる間もないくらいに薬を飲めるようになり、
それからは、食欲も戻ってくれました。
無事にお腹の緩いのも治り、完治となりホッとしましたね。
最初から錠剤でお願いすればよかった!!!
いい教訓になりました^_^;
次回からは、必ずそうしてもらいます。
今回は、錠剤に変更可能でしたが、錠剤がない場合のために
他にもいくつか教えていただいた方法があるので、
共有しておきますね。
ペット用のカプセル
これは人間用でもありますが、レビューでペットの投薬に使っている方もいるようです。獣医さんでも売っているらしいですが、こちらのほうがお値段的にも良心的カモ。
投薬器を使う
こういう便利なものもあるようですので、利用してみるのもいいかもです。
甘いシロップのようなものに混ぜて、薬の味をわからなくさせて飲ませるのもいい方法です。
下の商品はかつお節の香りのついたフレーバーだそうです。
こういうのに混ぜて投薬器を使うのもいいかもですね。
身近にあるものでは、コンデンスミルクに混ぜて、
少し水で薄めてあげるのもいいそうです。
甘いので舐めてくれることも多いそうですよ。
その子にあった方法で飲ませるのが一番いいと思いますので、
色々な投薬方法を試して、無理やストレスの少ない方法を選んであげたいものですね。
一番いいのはお薬を飲まないでいられることですが、
生き物ですから体調が悪い時も必ず出てくると思います。
急な投薬の際に慌てないためにも、投薬方法を知っていると便利だと思います。
どなたかの参考にでもなれば幸いです。